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 『the Gifted』の簡単な舞台設定と用語集です。
 若干のネタばれ含みます。ここを見なくても分かるように話を書いてくつもりではあります。
 話進むごとに増えるかも。
 なお、未来の地球という設定上、本編には現存する地名など多々登場しますが、ここであえて説明する用語(地名・団体名・病名・出来事等)は架空のものであり、現実のものとは一切関係ない……はずです。
 (外国語の表記は正確かどうか自信はありません。間違いや怪しい点を発見された方は、お手数ですがメールフォーム等でご指摘くださると大変ありがたいです。)

 激しい妄想の詰め合わせですのでさらっと流していただけると幸いです(>д<)



















舞台設定

 舞台は近未来の地球。隕石群の飛来とその直後に蔓延した奇病で世界中が混乱した(“星の災禍”)後、やや落ち着いた頃の話。人口減少と土地荒廃のため国家の枠組みが崩れ、都市単位での自治による社会形態が主流。
 本編第一期開始時点は隕石群飛来の215年後(奔星暦215年)。

用語集

●ギフティド(the Gifted)

 “星の災禍”以降現れ始めた異能者。
 身体能力に特化した者や超能力者のようなものまでその形態はさまざま。 能力の程度にも依るが常人とのはっきりとした区別は難しく、一概に定義できていない。
 永きにわたって人々を混乱させ、紛争等を引き起こす要因にもなった。

●都市連盟

 世界に点在する諸都市間の連盟。大きく分けて政務部と軍務部があり、都市間の諸問題解決に当たる。
 ギフティドの扱いに関しては中立的態度をとる。

●アッザハル

 正式名称:Az-Zahr As-Sahra(ア=ザハル・ア=サフラー)。「砂漠の花(薔薇)」の意。
 世界最大の勢力を誇る組織。もとは“星の災禍”で荒廃した世界を復興すべく立ち上げられた慈善事業団体。世界各地に支部を置いており、学校など福祉施設を多くつくっている。
 それぞれの地方の言葉で隠語的に“薔薇”と呼ばれることが多い。表に名前を掲げないので一般には知名度は低いが、秘密組織というわけではない。
 ある種宗教じみたきらいがあり、反発する人びともいる。ギフティド擁護派。
 

標章は薔薇の花を象った図案。
アッザハル標章
↓ルーシャスが通っていた中等学校の校章バッジ
校章
ちなみに校名は『ロイス中等学校(Royce Secondary School)』
これは男子校で、近くにロザベル(Rosabel)中等学校という女子校があるという隠れ設定。

●アルマディナ

 正式名称:Al-Madina Al-Bayda(アル=マディーナ・アル=バイダ)。「白い都」の意。
 アッザハルの本拠地。熱烈な信奉者にとっての聖都。メソポタミア地方にある。周辺は砂漠だが、オアシス地帯を城壁で囲っており、内側の生活は豊かで快適。巨大な城のような外観。ほとんどの建築物は近辺で大量に採掘される白い石材で建てられるので、真っ白な街並みが特徴。

●シャローマ学院

 アッザハルが最初に作った学校。
 校名はアッザハル創立時のメンバーの一人で学校づくりを提唱した人物の名を冠した。
 アルマディナの中心となる学術機関で、初等教育から高等教育までカバーし、多くの研究施設を持つ。アッザハルが世界各地に設置している学校から優秀な学生を選んで編入生として採ることが多く、一般入学はまずない。ギフティドだけの特別編成クラスもある。
 卒業生はほぼアッザハルの組織員となって働くことになる。

●“星の災禍”

 およそ200年前に地球に飛来した隕石郡による直接的災害と、その直後に蔓延した奇病による二次災害をまとめていったもの。

●奔星暦

 隕石群が飛来した年を元年とした暦。都市連盟の発足後、さかのぼって制定された。

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